2013年08月22日
【南三陸の眺望の家】〜建て方〜
先日、360度の絶景を楽しむ「南三陸の眺望の家」の建て方を行いました。
実は新入社員菊地、はじめて建て方に参加。
この日のために大工が木材に墨付けをし、自分の手のみを頼りに刻み込んできました。
それが、わずか数時間で家の構造を形作ります。
木材に墨付けされた「にの九」と棟梁が言えば、
他の大工が「にの九」の場所を探して、そこに木材を打ち込みます。
それが途切れることなく次々と続けられる。
日本に伝わる家づくり文化、大工の技をはじめてみました。
大工の手刻みでつくられた木組みの家は、木の育った年数以上の使用に耐えることが出来ます。
また木組みの家は、地震の揺れを受け止めて粘りがきくので、地震の多い日本の家づくりに適した構造と言えます。
後日、建て方の動画をFBにアップします。
日本の伝統文化を、是非ご覧下さい。
M. Kikuchi
宮城県 工務店 自然素材 大工の技と地域の文化 左官 庭師 宮城県産・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナブル・コミュニティ サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2013.08.22 18:01 PM | comments(0)
2013年08月20日
【焼き杉ワークショップ第2弾】〜地球に優しいエコな工法〜
8月25日に開催する焼き杉ワークショップ第2弾。
風雨にさらされて劣化してしまう外壁の木材を炭化させることで、防火性・耐久性が増します。
かつて木造船の劣化を防ぐことを目的として木材を焦がしたのが発祥とされています。
塗料を使わずに外壁を黒くすることが出来る、エコな工法として注目されている古くて新しい工法、焼き杉。
今回は自然の中にたたずむ泉ヶ岳新社屋(名前募集中!)に施工する焼き杉ワークショップのご案内です。
こちらの写真は竣工間近の前浜コミュニティーセンター(以下、前浜CC)。
住民主体でつくった前浜CCの外壁に施工されたのが、漆喰(タナクリーム)と焼き杉です。
この焼き杉をつくったのは、実は前浜住民。
ワークショップで一枚一枚みんなの手でつくりあげた思い入れの外壁なんです。
サスティナライフ | 2013.08.20 09:54 AM | comments(0)
2013年08月18日
【持続可能な家づくりセミナー】8/10(sut) 開催しました!
先日、仙台青年文化センターにて、「持続可能な家づくりセミナー」が開催されました。
講師には小林一元氏をお招きし、
・第1部 家のつくりやうは夏を旨とすべし 〜その知恵と科学〜
・第2部 古民家に学ぶ設計教室
と題し、お話をうかがいました。
はじめは皆さん緊張の面持ちでしたが、小林さんの時折ユーモアを織り交ぜながらのお話に、
見る見るうちに引込まれていきました。
これまで古民家再生を数多く手がけてこられた小林さんですが、
もともとはお父さまが大工さんだったそうで、大工さんの技術や材料選び、建物の特徴など、
これまでの事例をご紹介いただきながら、日本の夏の過ごすための工夫について、
分かりやすくご紹介いただきました。
「古民家を見ると、良くも悪くも先人の仕事ぶりが分かる。」
小林さんの一言ですが、まるで古民家との会話を楽しんでいるよう。
参加された皆さまにも日本建築の魅力がしっかり伝わっていたと思います。
小林さんが提唱する建物は、先人の知恵が集約された昔ながらの手づくりの家。
それはまさしく、サスティナが提案する家そのものでした。
やがては古民家になるような、時を経るほど味わいが深まる家。
そんな建物を、私たちもご提案していきます。
小林さん、ありがとうございました!
S.ogino
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サスティナライフ | 2013.08.18 11:13 AM | comments(0)